ボッシュ ソフトウェア イノベーションズ
ソフトウェアイノベーション

メーカーがセキュア・プロダクト・フィンガープリントを導入する方法

3 May 2019 | 読了時間: 5分
Bosch ConnectedWorld Blogからの翻訳

英語版のブログ記事についての詳細は こちらです。

SPF

ボッシュソフトウェアイノベーションは、新しい偽造防止ソリューションとして、 セキュア・プロダクト・フィンガープリントを導入しました。製品が本物であることを保証する方法として、2つの異なる方法を提供します。ひとつはマイクロパターン能を埋め込みセキュリティを強化したQRコードの人工指紋です。もうひとつは製品自体の表面を利用して検証する天然指紋です。

そして セキュア・プロダクト・フィンガープリントには、偽造品防止対策以上の可能性があります。たとえば製品をトラッキングしたり、顧客関係管理(CRM)を強化することもできます。

このソリューションを実用することはなにを意味するでしょうか。より良い理解を得るために、利用を開始したメーカー2社のお話を伺いました。

ボッシュレックスロスチャイナ社は、人工指紋のQRコードラベルを利用しています。
ボッシュレックスロスチャイナ社は、人工指紋のQRコードラベルを利用しています。

産業分野で製品が本物であることを保証する

産業分野で先進技術を使用した油圧機器や自動機器の製品や部品は、従来から偽造者にとって魅力的な標的です。このことは正規品メーカーにとって大きな課題です。偽造品で嫌な思いをしたお客様はブランドを信用しなくなります。結果として市場シェアが減少します。

ボッシュレックスロス社は、駆動技術と制御技術の大手専門メーカーです。産業機器やモバイル機器の制御や動作に関する製品やシステムを製造しています。ボッシュレックスロスチャイナ社は、お客様を偽造品から守るという課題に直面し、2つの製品にセキュア・プロダクト・フィンガープリントを利用することを決めました。武進工場では、製造するバルブに人工指紋のQRコードラベルを使用しています。北京工場では天然指紋を試しています。この工場では工業用ポンプの特定表面をスキャンしています。製品がエンドユーザーの手に渡ると、スキャン面のデジタル画像で検証をします。

ボッシュレックスロスチャイナ社は、セキュア・プロダクト・フィンガープリントをなぜ使用しているのでしょうか。シュナン・ツァオは、ボッシュレックスロスチャイナ社のセールスコーディネーションマネージャです。「長い間、本物と偽物を区別するソリューションがありませんでした。セキュア・プロダクト・フィンガープリントは、ソリューションとして2つの魅力があります。まず、使いやすく、すぐに導入できます。次に、特に強化QRコードラベルはコストが妥当です。」

ボッシュレックスロスチャイナ社にとって、セキュア・プロダクト・フィンガープリントのトラック&トレース機能も興味を引く提案です。ツァオによると、「データのインサイトを活用することは、お客様の将来の需要を判断するなど、重要な役割を果たします」。「当社は、修復作業や追加作業など、既設設備がほとんどを占めています。しかし、多くの製品を代理店を通して販売しており、顧客に直接販売しているわけではありません。セキュア・プロダクト・フィンガープリントのトラック&トレース機能を使用すると、製品のエンドユーザーに関する貴重な情報(ユーザーがどの地域にいるかなど) が得られます。」現在、ボッシュレックスロスチャイナ社はトラック&トレース機能の最大能力を見極めるための評価とテストを行っています。

セキュア・プロダクト・フィンガープリントを使用した顧客関係の向上

ボッシュスマートライフテクノロジー社は、人工指紋をスマートロックに利用して顧客関係を改善しています。
ボッシュスマートライフテクノロジー社は、人工指紋をスマートロックに利用して顧客関係を改善しています。

セキュア・プロダクト・フィンガープリントは、企業の顧客関係改善にも利用できます。中国のボッシュスマートライフテクノロジー社の例を見てみましょう。この会社はボッシュチャイナ社の内部ベンチャー企業として、家電、インテリジェントハードウェア、医療機器を提供しています。その中でスマートドアロックを製造しています。ボッシュスマートライフテクノロジー社でスマートロックのプロダクトオーナーを務めるアレックス・シュウは、「私たちの市場はアフターサービスがとても重要です」と述べています。

ただし、ボッシュスマートライフテクノロジー社はお客様に直接販売するのではなくパートナーに依存しています。お客様とのあいだのギャップを埋めるために、ボッシュスマートライフテクノロジー社は人工指紋ソリューションに目を向けています。強化QRコードラベルをスマートロックに貼ると、エンドユーザーが本物と偽物を区別しやすくなるほか、シュウが指摘するように 「顧客がQRコードをスキャンすると、即座に接続が確立されます。これで、ロックに関連する他の製品やサービスについて直接通知できるようになります。」

「セキュア・プロダクト・フィンガープリントで、顧客との接続が即座に確立されます。ロックに関連する他の製品やサービスについて直接通知できるようになります。」
ボッシュスマートライフテクノロジー社、スマートロックのプロダクトオーナー、アレックス・シュウ

人工指紋は製品保証にも役立ちます。シュウの説明:「お客様はQRコードをスキャンするだけで正規の製品を購入したことを確認できるようになりました。お客様情報がクラウドに保存されているので、お客様は保証サービスを受ける資格があることを容易に証明できます。製品を購入したことを証明するために請求書を探す必要がなくなりました。」

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ボッシュソフトウェアイノベーションのセキュア・プロダクト・フィンガープリントソリューションは、現在、中国で利用できます。人工指紋ソリューションは、2019年の第1四半期から商業利用が可能です。天然指紋は、2019年第2四半期に商品化を予定しています。このソリューションについて詳細をお知りになりたいですか。

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