ボッシュ ソフトウェア イノベーションズ
ソフトウェアイノベーション

コネクテッドライティング分野のスマートオフィスソリューション

19 Jul 2018 | 読了時間: 3分
Bosch ConnectedWorld Blogからの翻訳

このブログ記事の筆者はMartin Hartmannです。筆者の紹介及び英語版のブログ記事は こちらです。

今日の最先端技術では、センサー技術で人の存在を検知し、ソフトウェアで照明を制御します。スマートオフィスは広く普及しています。ボッシュソフトウェアイノベーションとズムトベルは、ビルディングプロジェクトや照明プロジェクトで2015年からの協力関係にあります。このブログでは、これらプロジェクトを通じて両社が共有した経験を浮き彫りにしています。

すべてのモノがつながった商業ビルディング

オーストリアのドルンビルンにある ライフサイクルタワーONE(英語) は、ボッシュソフトウェアイノベーションにとって最初の共同プロジェクトであっただけでなく、ZGSにとっても最初のデジタル接続によるパイロットプロジェクトでした。当社は2015年に、設備管理者が(たとえばエネルギー消費や電圧について)各種のKPIを設定する際の基準となるモニタリングシステムを設置しました。設備管理者はこのシステムを通じてオフィス空間の利用状況もチェックできたため、スペース管理にも役立ちました。ズムトベルの照明システムは、ビル内の各装置の消費電力や状態に関するデータを収集しました。次にこのデータはボッシュIoTクラウドに伝送され、クラウド上のバックエンドアプリケーションがデータを処理し、集計し、更に充実させてKPIを決定しました。

このプロジェクトでは、どのような取り組みが行われたのでしょうか。ここでは最初に、お客様が当社や当社のデジタル照明ソリューションに何を期待しているのかを探るため、ライフサイクルタワーのお客様が持つニーズや要求について議論しました。次に、ボッシュソフトウェアイノベーションと話し合い、これらの要求と技術的な可能性とのすりあわせを行いました。これは当社初の共同プロジェクトだったため、まさに白紙の状態からスタートし、何が必要かを深く掘り下げて検討しました。このことは、 お客様のニーズに最適なソリューション(英語)を具体化するために役立ちました。

Smart office solutions
オーストリアのドルンビルンのライフサイクルタワーONE

デジタルデータサービスを活用したスマートオフィスの実現

我々は、UK最大の不動産投資信託会社であるランドセキュリティの本社に、デジタルデータサービスを活用したスペース管理とリモート監視の機能を持つ照明システムを納入しました。ズムトベルの新型照明器具が、我々のLITECOM照明システムと共に3つの会議室に設置されました。このシステムには、照明の世界とITの世界とをつなぎ、ただのデータを意味のある情報へと変換する役割があります。

この照明制御システムは、インテリジェントセンサーの助けを借りて会議室がどのように使われているかを知り、これに反応します。たとえば、討論が行われているのか、それともプレゼンテーションが行われているのかに応じて、システムは手元のシナリオに従って適応します。このシステムは、会議室の利用状況データを収集し分析してクラウドベースのダッシュボード上に可視化します。またこのダッシュボードはボッシュソフトウェアイノベーションと共同で開発したもので、当社のすべてのデジタルサービスの出発点として利用されています。このシステムを使い、設備管理者は各室の利用状況を把握してスペースの有効利用を図ることができます。このような業務は、インテリジェントなコネクテッド照明のおかげで容易になりました。

スマートオフィスが必要とするその他のデータ

近代的なオフィスビルディングでは、照明、空調、換気がますます一体化されてきています。このような観点からデータを分析することは、従業員にとっても、また設備管理者にとっても有益です。スイスで行われたテストプロジェクトでは、センサー付きの照明器具を単にオフィスの利用状況監視に使うだけでなく、周囲温度等のパラメータ用として空気の質の測定にも使いました。これら測定結果が照明インフラからWebベースのダッシュボードへと伝送されましたが、我々はこのダッシュボードを使い、スペースの有効利用や作業環境改善のためにこのデータが生かせることを示しました。

お客様にとって、このことは経費の節約を意味します。当社のソリューションは、オフィス内のホットスポットの発見にも役立ちます。ここでは例として2つの会議室を考えてみます。このデータから、これら2室の占有状況が評価でき、従ってその用途を最適化することができます。

カスタムソリューションからデジタルサービスまで

当社のお客様向けソリューションは、年月の経過と共にますます高度化してきました。ボッシュソフトウェアイノベーションとの協力では、その手始めとして、照明システムをボッシュソフトウェアイノベーションのコネクテッドビルディングソリューションに接続するためのデータモデルとデータ伝送方法を定義する必要がありました。これらのことは当社の初期のプロジェクトでも既に対応していたことで、たとえばライフサイクルタワーONE向けにも行っていました。しかし、クラウドベースのダッシュボードが利用可能になると同時に、我々はたとえば空気の質を含むその他のデータ要求も考慮に入れる必要があるという、今後の一貫した立場をとることとなりました。

これらすべてのプロジェクトには(また、それ以外の関連するいくつかのプロジェクトにも)、スマートオフィスの分野における私自身の個人的な見解が反映されています。デジタルへの転換は、我々に大きな可能性をもたらすものです。デジタル化により、単なる照明ソリューションのパートナーから、デスクやスペースの管理、空気品質の測定を含む作業環境の最適化といった分野の総合サービスプロバイダへと、 我々のビジネスの進路は既に変化しています。お客様にスマートソリューションを提供するための鍵は、照明器具へのセンサーの組み込み、データ伝送のための接続性の付加、そして新たな知見を分析し可視化するためのオープンゲートウェイの利用です。

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